皆さん、スマートフォンやタブレットでメモを取る際、どのアプリを使っていますか?
Apple製品ユーザーの多くは、シンプルで使いやすい純正メモアプリを愛用しているのではないでしょうか。
しかし、あのメモソフトのようにマークダウンを書きたい、情報を整理したいと感じたことはありませんか?
今回は、Apple純正メモアプリの使い勝手を損なうことなく、驚くほど強力な機能を追加してくれる「ProNotes」をご紹介します。
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1. ProNotesとは?純正メモアプリの進化形
ProNotesは、Apple純正メモアプリの基本的な使いやすさを維持しながら、最新のメモアプリの特徴を取り入れた拡張機能です。
主な機能
マークダウン対応
スラッシュコマンド
フォーマットバー
バックリンク機能
テンプレート機能
コマンドパレットサーチ
などがあります。さらに、有料プランではAI機能も利用可能です。
2. フォーマットバーで瞬時に美しく
テキストを選択すると現れるフォーマットバーは、ProNotesの便利な機能の一つです。
太字、イタリック、下線などの書式設定が、ボタン一つで簡単に適用できます。チェックリストの作成など、多様な編集機能もこのバーから利用可能です。
例えば、会議の議事録を取る際に、重要なポイントを太字で強調したり、アクションアイテムを斜体で記述したりと、視覚的にも分かりやすいメモを素早く作成できます。
3. マークダウンで構造化された文書を
マークダウン記法に対応しているのも、ProNotesの大きな特徴です。シャープ記号(#)を使って見出しを作成したり、アスタリスク(*)で箇条書きを簡単に実装したりできます。
# 主要議題
## 1. 新製品開発について
* デザイン案の検討
* 市場調査結果の共有
## 2. マーケティング戦略
* SNS活用計画
* インフルエンサー起用の是非
このように構造化された文書は、後で見返した時に内容を素早く把握できるだけでなく、他のマークダウン対応アプリとの互換性も高まります。
4. スラッシュコマンドで効率的な入力を
キーボード入力に慣れた方には、スラッシュコマンド機能がおすすめです。スラッシュ(/)を入力すると各種コマンドメニューが表示され、タイトル、見出し、チェックリストなどを素早く挿入できます。
例えば、「/head」と入力すれば見出しの候補が表示され、「/check」でチェックリストを簡単に作成できます。マウス操作を最小限に抑えた効率的な入力が可能になり、思考の流れを止めることなくメモを取れます。
5. バックリンクで情報をつなぐ
ProNotesの特筆すべき機能の一つが、バックリンク機能です。メモ同士を相互にリンクさせ、関連する情報を簡単に参照できます。
例えば、「新製品アイデア」というメモに「マーケティング戦略」というリンクを張っておけば、「マーケティング戦略」のメモからも「新製品アイデア」へのリンクが自動的に作成されます。これにより、アイデアの関連付けや情報の整理が格段に容易になります。
6. AI機能で生産性を更に向上(有料プラン)
有料プランでは、ChatGPT統合によるAI機能が利用可能です。メモ内で直接AI機能を使用でき、テキストの要約や分析をその場で実行できます。
例えば、長文の会議議事録をAIに要約させたり、ブレインストーミングのアイデアをAIに分析・拡張してもらったりすることが可能です。ブラウザを切り替えることなくAI支援を受けられるため、思考の流れを途切れさせません。
まとめ
ProNotesは、Apple純正メモアプリの使いやすさを維持しながら、驚くほど強力な機能を追加してくれるツールです。マークダウン対応、スラッシュコマンド、バックリンク機能など、一度使えば手放せなくなる機能が満載です。
ただし、外部開発の拡張機能であるため、セキュリティとプライバシーには注意が必要です。利用前にプライバシーポリシーとセキュリティポリシーをしっかり確認し、個人情報や機密データの取り扱いには十分注意しましょう。